医療法人財団 慈強会 松山リハビリテーション病院

高次脳機能障害支援室

症状別の特徴

失行症について

・上手く動作ができない
⇒もしかすると失行症かもしれません。

手や指に問題が無く、記憶にも問題は無いのに、食事や字を書くといった、日常の簡単な事が出来なくなる症状が出現します。失行症には「観念運動失行」、「観念失行」などがあります。

1. 観念運動失行
特に意識しないときは問題なく行える動作が、意図的にしようとしたり、真似をしようとするとできなくなる症状。
例)箸を使って、問題なく食べているのに、「どうやって箸を使うのですか?」と聞くと、どうしたらいいか途端に分からなくなってしまう。

2. 観念失行
行為の順番や、道具の使用方法などが分からなくなる症状。
例)ズボンを履こうとするが、どうしていいか分からず着替えられない。

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